骨粗鬆症の検査は何を選ぶ?
骨粗鬆症の検査とは?当院で行う骨密度検査について
骨粗鬆症は、骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。骨折を予防するためには、骨の状態を正しく調べ、適切な治療につなげることが大切です。
1.骨粗鬆症の検査にはどんな方法がある?
骨粗鬆症の検査には、主に次のような方法があります。
① DXA法(腰椎・大腿骨)
2種類のX線を使って骨密度を測定する方法です。骨粗鬆症の診断や治療効果の判定に広く用いられています。

⭐︎腰椎:骨の変化が比較的反映されやすい部位
⭐︎大腿骨:足のつけ根の骨折リスクを評価するうえで重要な部位
② かかとの超音波検査
かかとの骨に超音波を当てて骨の状態を調べます。簡便で検診などに適していますが、DXAとは測定方法が異なり、骨粗鬆症の確定診断や治療効果の判定には適していません。
③ 前腕の骨密度検査
手首に近い前腕の骨密度を測定します。腰椎や大腿骨を測定できない場合などに役立ちます。
④ 血液検査
骨の新陳代謝を調べる検査です。骨を壊す働きや新しくつくる働きを評価し、治療薬の効果を早期に確認するために役立ちます。
2.骨粗鬆症の診断には何が重要?
骨粗鬆症は、骨密度の数値だけでなく、過去の骨折歴や年齢なども考慮して診断します。
骨密度の評価には、若い成人の平均値を100%とした「YAM」という指標を用います。一般に、骨折歴がない場合はYAMが70%以下であることが、骨粗鬆症の診断基準の一つです。
3.治療効果はどうやって調べる?
治療効果は、主に次の方法で確認します。
-
骨密度検査: 骨密度が維持・改善しているかを確認します。
-
血液: 薬が骨の代謝に作用しているかを早期に確認します。
-
骨折の有無: 新たな骨折が起きていないかを確認します。
骨密度は短期間では大きく変化しないこともあるため、複数の検査結果を組み合わせて判断します。
4.当院では腰椎と大腿骨の骨密度を測定できます
骨粗鬆症の検査方法の比較
|
検査方法 |
特徴・測定部位 |
診断への有用性 |
治療効果の判定 |
|---|---|---|---|
|
DXA(腰椎・大腿骨) |
背骨と足のつけ根の骨密度を測定 |
◎ |
◎ |
|
DXA(前腕) |
手首付近の骨密度を測定 |
○ |
○ |
|
かかとの超音波検査 |
超音波で骨の状態を評価 |
△ スクリーニング向き |
× 適さない |
|
レントゲン検査 |
背骨などの骨折・変形を確認 |
○ 骨折の確認に有用 |
△ |
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血液 |
骨の新陳代謝を調べる |
△ 補助的 |
◎ 早期の反応確認に有用 |
◎:特に有用 ○:有用 △:目的が限定される ×:適さない。血液・尿検査は骨代謝マーカーを測定する場合です。
当院の特徴
当院では、腰椎と大腿骨の両方を測定できるDXA検査を実施しています。
前腕の骨密度検査、かかとの超音波検査は、診断時や検診などに便利ですが、正確な骨粗鬆症の診断や治療効果の確認には、腰椎・大腿骨のDXA検査が重要です。
腰椎だけでなく大腿骨も調べることで、背骨と足のつけ根、それぞれの骨の状態を評価できます。
「骨密度が低いと言われた」「骨粗鬆症の治療効果が気になる」「骨折を予防したい」という方は、お気軽にご相談ください。
骨の状態を適切に評価し、将来の骨折予防につなげていきましょう。