肝斑とシミは、同じ「シミ」でも治療方法が違います|しょう内科クリニック|埼玉県蕨市の内科・リウマチ科・アレルギー科

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肝斑とシミは、同じ「シミ」でも治療方法が違います|しょう内科クリニック|埼玉県蕨市の内科・リウマチ科・アレルギー科

肝斑とシミは、同じ「シミ」でも治療方法が違います

肌質と肝斑は少しずつ整え、シミには必要に応じてしっかり治療する

「顔のシミが気になる」と一言で言っても、実はシミにはいくつかの種類があります。

特に重要なのが、

  • 肝斑

  • 日光性色素斑(いわゆる一般的なシミ)

  • そばかす

  • 炎症後色素沈着

  • ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

などです。

これらは見た目が似ていても、原因や皮膚の状態が異なるため、すべてを同じレーザーで強く治療すればよいわけではありません。

むしろ肝斑の場合には、強い刺激がかえって色素沈着を悪化させることがあります。

そこで当院では、肌全体の状態を見ながら、

「肝斑・肌質は少しずつ整える」

一方で、

「明確なシミには必要に応じてしっかり治療する」

という考え方を大切にしています。


肝斑に有効なHollywood Spectraの「Q4モード」とは?

当院で使用するレーザーのHollywood Spectraには、通常のQスイッチレーザーとは異なる「PTP+™」という独自の照射技術があります。

その中でもQ4モードは、1つのレーザーパルスを4つに分けて照射するモードです。

レーザーのエネルギーを一度に強く皮膚へ与えるのではなく、複数のパルスに分けて届けることで、皮膚への急激な刺激を抑えながら、レーザーエネルギーを効率よく届けることを目指します。

「強いレーザー」と「やさしいレーザー」の中間という考え方

シミ治療では、濃くはっきりしたシミに対して、レーザーをピンポイントで強く照射する方法があります。

一方、肝斑や顔全体のくすみ、色ムラなどでは、強い刺激を加えることが必ずしも良い結果につながるとは限りません。

そこで重要になるのが、

「一度に強く治療する」のではなく、「刺激を抑えながら、少しずつ肌を整えていく」

という考え方です。

Q4モードは、レーザーのパルスを4つに分けることで、1回の照射による衝撃を分散させ、よりマイルドにレーザーを届けることができます。

そのため、肌状態を見ながら繰り返し治療する選択肢の一つとなります。


肝斑だけでなく「肌質」も考えた治療

肝斑の治療では、単にメラニンを減らすだけではなく、肌への刺激をできるだけ増やさないことも重要です。

当院ではQ4モードを用いて、

  • 肝斑による色ムラ
  • くすみ
  • 肌の明るさ
  • 肌全体のトーン
  • なめらかな肌質

などを総合的に考えながら、少しずつ肌を整えていくことを目指します。

「1回でシミを消す」という治療ではなく、

「肌に無理をさせず、何回かに分けて少しずつきれいにしていく」

というイメージです。

では、濃いシミはどうするの?

ここが、肝斑治療と一般的なシミ治療の大きな違いです。

顔にある色素斑がすべて肝斑とは限りません。

例えば、輪郭がはっきりした日光性色素斑などでは、Q4のようなマイルドな治療だけでは十分な効果が得られないことがあります。

その場合には、診察によって適応を判断したうえで、より高いエネルギーでシミをピンポイントに治療するレーザーを選択することがあります。

つまり、

肝斑・くすみ・肌質
→ 刺激を抑えて少しずつ

はっきりしたシミ
→ 必要に応じてピンポイントでしっかり

というように、肌の状態によって治療を使い分けます。

「全部のシミに同じレーザー」ではありません

美容レーザーで大切なのは、レーザーを強く当てることではありません。

「何が肝斑なのか」

「何が日光性色素斑なのか」

「色素沈着なのか」

を見極め、その状態に合わせてレーザーの種類・出力・照射方法を選択することです。

当院では、Hollywood SpectraのQ4モードを利用したマイルドな治療と、必要に応じたスポットレーザー治療を組み合わせながら、肌全体を少しずつ整え、気になるシミには適切な治療を行うことを大切にしています。


「全部を強く治療する」のではなく、「使い分ける」

例えば、

肝斑が主体の方

→ Q4などによるマイルドな治療を中心に、遮光・外用治療などを組み合わせる

はっきりしたシミが主体の方

→ 適応を確認したうえで、スポットレーザーなどの治療を検討する

肝斑とシミが混在している方

→ 肝斑には刺激を抑えた治療を行い、明確なシミには別の治療を組み合わせる

このように、一人ひとりの肌に合わせて治療を組み立てることが大切です。


肝斑治療で大切なのは「継続」と「刺激を増やさないこと」

肝斑は、一度薄くなれば終わりという病気ではありません。

紫外線や摩擦などの刺激によって再び濃くなることがあります。

そのため、レーザー治療だけではなく、

  • 日焼け止めによる紫外線対策

  • 摩擦を避けるスキンケア

  • 必要に応じた外用治療

  • 必要に応じた内服治療

  • 定期的な肌状態のチェック

を組み合わせることが大切です。

レーザー治療についても、肝斑では低刺激の治療を選択する一方、過剰な照射による色素異常などにも注意が必要です。


「肝斑」と「シミ」を見分けることから始めます

「シミが気になるから、とにかく強いレーザーを受けたい」

という方もいらっしゃいます。

しかし、もしそこに肝斑が含まれていれば、治療方法を慎重に考える必要があります。

当院ではまず、

「これは肝斑なのか?」

「一般的なシミなのか?」

「複数の色素疾患が混在しているのか?」

を確認したうえで、治療方法を選択します。


肌全体は少しずつ、気になるシミには必要な治療を

美容医療では、「強い治療=良い治療」とは限りません。

肝斑のように刺激に敏感な色素沈着には、肌状態を見ながら少しずつ治療することが大切です。

一方で、明確な日光性色素斑などには、適切な診断のもとで、より効果の高いスポット治療を選択できる場合があります。

「全部を同じように治療する」のではなく、肌の中で何が起きているのかを見極めて、治療を使い分ける。

それが、自然で美しい肌を目指すうえで大切な考え方です。

当院では、Hollywood Spectra Q4を用いた肌質・色ムラの改善から、適応に応じたシミのレーザー治療まで、肌の状態に合わせた治療をご提案しています。