リマウチ科|埼玉県蕨市の内科・美容皮膚科・リウマチ科・アレルギー科|しょう内科クリニック

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リマウチ科

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リウマチは治るの?

リウマチは治るの?

「どうしよう」と慌てなくて大丈夫です

関節リウマチは、早く見つけて、しっかりコントロールする時代です。

手や足の関節の痛み、腫れ、朝のこわばり。

「年齢のせいかな」
「使いすぎかな」
「そのうち治るだろう」

と様子を見ていませんか?

関節リウマチは、早期に診断して適切な治療を開始することが大切な病気です。

現在は、メトトレキサートをはじめ、生物学的製剤やJAK阻害薬など、非常に多くの治療選択肢があります。

病気そのものを完全になくす「根治療法」はまだありません。

しかし、適切な治療によって、

・関節の炎症を抑える
・関節の破壊を防ぐ
・痛みや腫れを改善する
・寛解を目指す
・仕事や家事、趣味など普段の生活を維持する

ことが可能になっています。


まず確認したい「関節リウマチのサイン」

このような症状はありませんか?

手指、手首、足趾などを中心に、左右対称の関節に炎症が起こることがあります。

関節リウマチでよくみられる症状

・朝起きたときに手がこわばる
・こわばりが30分以上続く
・手指の関節が腫れて痛い
・手首が痛い、腫れている
・足の指の付け根が痛い
・左右同じような場所の関節が痛む
・関節の腫れや痛みが何週間も続いている
・ペットボトルのふたが開けにくくなった
・ボタンをかける、箸を使うなどの動作がしづらい
・関節症状とともに疲れやすくなった

特に、手指の付け根、指の第2関節、手首、足の指の付け根などは関節リウマチで症状が出やすい部位です。

一方、指先に近いDIP関節だけに痛みがある場合には、変形性関節症など別の病気も考えます。


リウマチ治療のゴール

治療のゴールは「痛みを取ること」だけではありません

関節リウマチの治療では、

「痛みを抑える」

だけではなく、

「関節の炎症を抑え、関節破壊を防ぎ、寛解を目指す」

ことが重要です。

そのため、症状が良くなったかだけではなく、関節の腫れや炎症反応などを確認しながら治療を調整します。


関節リウマチの治療ステップ

STEP 1

診断と病気の活動性を評価

症状、関節診察、血液検査、関節エコーなどから、病気の程度を確認します。

STEP 2

メトトレキサート(MTX)などの抗リウマチ薬

メトトレキサート(MTX)を中心に治療を開始します。

患者さんの状態によっては、

リマチル
イグラチモド
タクロリムス

などを使用することもあります。

STEP 3

効果を確認

関節の痛み・腫れだけでなく、CRPなどの炎症反応や関節エコーなども参考にして治療効果を評価します。

STEP 4

十分な効果が得られない場合

他の抗リウマチ薬との併用や、

生物学的製剤
JAK阻害薬

などへの治療強化を検討します。

STEP 5

寛解または低疾患活動性を目指す

炎症をできるだけ抑え、関節破壊を防ぎながら、日常生活を維持することを目指します。


関節リウマチの主な治療薬

治療薬には、それぞれ特徴があります。

患者さんの年齢、病気の活動性、合併症、感染症リスク、生活スタイル、費用などを考慮して選択します。

分類 薬剤名 主な特徴 投与方法 薬剤費の目安
従来型抗リウマチ薬 メトトレキサート(MTX) RA治療の中心となる基盤薬 週1回 約1,900円/月から
従来型抗リウマチ薬 リマチル(ブシラミン) 長年使用されている抗リウマチ薬 内服 数千円/月程度
従来型抗リウマチ薬 イグラチモド(ケアラム) 日本で開発された抗リウマチ薬 内服 数千円/月程度
従来型抗リウマチ薬 タクロリムス(プログラフ) 免疫反応を抑える薬 内服 数千~1万円程度/月
生物学的製剤 エタネルセプト(エンブレル等) TNFを抑えて炎症を抑える 皮下注射 約3~6万円/月
生物学的製剤 アクテムラ(トシリズマブ) IL-6の働きを抑える 皮下注射・点滴 約7万円/月~
生物学的製剤 ケブザラ(サリルマブ) IL-6受容体を抑える 皮下注射 約9万円/月前後
生物学的製剤 オレンシア(アバタセプト) T細胞の活性化を抑える 皮下注射・点滴 約8万円/月前後
JAK阻害薬 オルミエント(バリシチニブ) JAK1/JAK2を阻害 1日1回内服 約12~15万円/月
JAK阻害薬 スマイラフ(ペフィシチニブ) JAKを阻害 1日1回内服 約9~10万円/月
JAK阻害薬 リンヴォック(ウパダシチニブ) JAK1を選択的に阻害 1日1回内服 約12万円/月前後
JAK阻害薬 ジセレカ(フィルゴチニブ) JAK1を選択的に阻害 1日1回内服 約10~11万円/月
JAK阻害薬 ゼルヤンツ(トファシチニブ) JAKを阻害 1日2回内服 約12万円/月前後

※薬剤費は標準的な用量で使用した場合のおおよその目安です。
※製剤、用量、投与間隔によって薬剤費は異なります。
※診察料、検査料などは含まれていません。
※3割負担の場合の実際の自己負担額は、薬剤費の3割が基本となりますが、高額療養費制度などにより異なる場合があります。
※生物学的製剤ではバイオシミラーを使用できる場合があります。


内服薬から注射薬まで、治療の選択肢があります

従来型抗リウマチ薬

まず中心となるのがメトトレキサートなどの抗リウマチ薬です。

比較的費用を抑えながら治療できることも大きなメリットです。

ただし、すべての患者さんに同じ薬が適しているわけではありません。


生物学的製剤

生物学的製剤は、炎症を起こす特定のサイトカインなどを標的として抑える薬です。

代表的なものとして、

TNF阻害薬
IL-6阻害薬
T細胞活性化抑制薬

などがあります。

強い関節炎が続く場合や、従来型抗リウマチ薬だけでは十分な効果が得られない場合に検討します。


JAK阻害薬

JAK阻害薬は、炎症性サイトカインの細胞内シグナルを抑える内服薬です。

オルミエント
スマイラフ
リンヴォック
ジセレカ
ゼルヤンツ

などがあります。

注射ではなく内服で治療できることが大きな特徴です。

一方で、感染症、血栓症、心血管イベント、悪性腫瘍などについて患者さんごとのリスクを評価する必要があります。

そのため、年齢や既往歴、喫煙歴、心血管疾患、血栓症のリスクなどを考慮して慎重に薬剤を選択します。


「痛み止め」だけでは関節リウマチの進行を止められません

NSAIDsなどの鎮痛薬は、痛みを和らげるために使用されます。

しかし、鎮痛薬だけでは関節リウマチによる関節破壊を十分に防ぐことはできません。

関節リウマチでは、

「痛みを取る治療」

「病気そのものの活動性を抑える治療」

を分けて考えることが重要です。

病気そのものを抑える中心的な薬が、抗リウマチ薬です。


関節リウマチは「早期治療」が大切です

関節リウマチによる関節破壊は、病気の早い時期から進行することがあります。

そのため、

「もう少し様子を見よう」

と長期間我慢するより、

手指や手首の腫れ
朝のこわばり
左右対称の関節痛
長く続く関節の腫れ

などがある場合には、早めに検査を受けることをおすすめします。

リウマチの検査

血液検査だけでは診断できません

関節リウマチは、1つの検査だけで診断する病気ではありません。

症状、関節の診察、血液検査、画像検査などを組み合わせて総合的に判断します。

主な血液検査

抗CCP抗体
リウマトイド因子(RF)
CRP
赤沈(ESR)
MMP-3

などを確認します。

特にACPAは関節リウマチに対する特異度が高く、診断に重要な検査です。

ただし、

「抗CCP抗体が陽性だから必ず関節リウマチ」

というわけではありません。

反対に、抗CCP抗体やRFが陰性でも関節リウマチを否定することはできません。

そのため、関節の状態を直接確認することが重要です。


関節リウマチの診断フロー

STEP 1

気になる症状

手指・手首・足趾などの
痛み、腫れ、朝のこわばり

STEP 2

診察

関節の腫れ、圧痛、左右差などを確認

STEP 3

血液検査

ACPA、RF、CRP、ESR、MMP-3など

STEP 4

関節エコー

関節の中に炎症があるかを確認

STEP 5

総合的に診断

関節リウマチなのか、変形性関節症など他の病気なのかを判断

STEP 6

病気の活動性を評価

炎症の程度、関節の状態、生活への影響などを評価

STEP 7

一人ひとりに合わせた治療


関節エコー検査

「血液検査だけでは分からない炎症」を確認します

関節リウマチでは、血液検査の数値だけでは関節の炎症を十分に評価できないことがあります。

そこで役立つのが関節エコー検査です。

日本リウマチ学会の2025年改訂版「リウマチ診療のための関節エコー撮像の手引き」でも、関節リウマチ診療における超音波検査の有用性が整理されています。

[関節エコーの画像または検査風景を配置]

関節エコーで分かること

・滑膜の腫れ
・関節液
・腱鞘炎
・関節周囲の炎症
・炎症による血流増加

特にパワードプラを使用することで、見た目では分かりにくい活動性の炎症を確認できます。

関節エコーのメリット

・放射線を使用しない
・その場で結果を確認できる
・左右の関節を比較できる
・繰り返し検査できる
・治療後に炎症が残っているか確認できる

「血液検査はそれほど悪くないけれど関節が痛い」

という場合にも、関節エコーが診断や治療方針の判断に役立つことがあります。

リウマチと間違われる病気とは?

リウマチと間違われる病気とは?

こちらの画像の様に、指の第1関節がゴツゴツ腫れた場合は、リウマチではありません。
へバーデン結節という、変形性関節症の症状です。
変形性関節症は、リウマチのようなひどい関節変形になることは少ないですが、痛みや見た目の問題があります。使いすぎや年齢とともに出てきます。
痛みどめを内服したり安静にして症状を緩和します。

リウマチの症状が出るのは手首と指の付け根が多い

リウマチの症状が出るのは小さい関節が多い

手首、指の付け根の関節、指の第2関節、などの関節はリウマチでよく侵されます。足の指の付け根も多いです。膝や股関節、肩、肘、足首も症状は出ます。

皮膚がガサガサして、関節が痛くなる乾癬性関節炎

皮膚がガサガサして、関節が痛くなる乾癬性関節炎

ガサガサした皮膚の症状と一緒に関節が痛くなった場合、乾癬性関節炎です。
乾癬という皮膚病に伴うものです。これもよくある関節の病気の1つです。

リウマチの治療薬

関節リウマチの主な治療薬

治療薬には、それぞれ特徴があります。

患者さんの年齢、病気の活動性、合併症、感染症リスク、生活スタイル、費用などを考慮して選択します。

主な治療薬と3割負担の目安

分類 薬剤名 主な特徴 標準的な使用方法の例 薬剤費の目安/月 3割負担の目安/月
従来型抗リウマチ薬 メトトレキサート(MTX) 関節リウマチ治療の中心となる基盤薬 16mg/週 約1,600円 約500円
従来型抗リウマチ薬 リマチル(ブシラミン) 長年使用されている抗リウマチ薬 300mg/日 約2,200円 約700円
従来型抗リウマチ薬 イグラチモド(ケアラム) 日本で開発された抗リウマチ薬 25mg×2回/日 約4,400円 約1,300円
従来型抗リウマチ薬 タクロリムス(プログラフ) 免疫反応を抑える抗リウマチ薬 3mg/日 約27,500円 約8,200円
生物学的製剤 エタネルセプト(エンブレル) TNFを抑えて関節の炎症を抑える 50mg/週 約63,000円 約19,000円
生物学的製剤 アクテムラ(トシリズマブ) IL-6の働きを抑える 162mg/2週 約71,000円 約21,000円
生物学的製剤 ケブザラ(サリルマブ) IL-6受容体を抑える 200mg/2週 約99,000円 約30,000円
生物学的製剤 オレンシア(アバタセプト) T細胞の活性化を抑える 125mg/週 約83,000円 約25,000円
JAK阻害薬 オルミエント(バリシチニブ) JAK1/JAK2を阻害する内服薬 4mg/日 約145,000円 約43,000円
JAK阻害薬 スマイラフ(ペフィシチニブ) JAKを阻害する内服薬 150mg/日 約106,000円 約32,000円
JAK阻害薬 リンヴォック(ウパダシチニブ) JAK1を選択的に阻害 15mg/日 約130,000円 約39,000円
JAK阻害薬 ジセレカ(フィルゴチニブ) JAK1を選択的に阻害 200mg/日 約123,000円 約37,000円
JAK阻害薬 ゼルヤンツ(トファシチニブ) JAKを阻害する内服薬 5mg×2回/日 約136,000円 約41,000円

※薬剤費は標準的な用量で使用した場合のおおよその目安です。
※製剤、用量、投与間隔によって薬剤費は異なります。
※診察料、検査料などは含まれていません。
※3割負担の場合の実際の自己負担額は、薬剤費の3割が基本となりますが、高額療養費制度などにより異なる場合があります。
※生物学的製剤ではバイオシミラーを使用できる場合があります。


内服薬から注射薬まで、治療の選択肢があります

従来型抗リウマチ薬

まず中心となるのがメトトレキサートなどの抗リウマチ薬です。

比較的費用を抑えながら治療できることも大きなメリットです。

ただし、すべての患者さんに同じ薬が適しているわけではありません。


生物学的製剤

生物学的製剤は、炎症を起こす特定のサイトカインなどを標的として抑える薬です。

代表的なものとして、

TNF阻害薬
IL-6阻害薬
T細胞活性化抑制薬

などがあります。

強い関節炎が続く場合や、従来型抗リウマチ薬だけでは十分な効果が得られない場合に検討します。


JAK阻害薬

JAK阻害薬は、炎症性サイトカインの細胞内シグナルを抑える内服薬です。

オルミエント
スマイラフ
リンヴォック
ジセレカ
ゼルヤンツ

などがあります。

注射ではなく内服で治療できることが大きな特徴です。

一方で、感染症、血栓症、心血管イベント、悪性腫瘍などについて患者さんごとのリスクを評価する必要があります。

そのため、年齢や既往歴、喫煙歴、心血管疾患、血栓症のリスクなどを考慮して慎重に薬剤を選択します。


「痛み止め」だけでは関節リウマチの進行を止められません

NSAIDsなどの鎮痛薬は、痛みを和らげるために使用されます。

しかし、鎮痛薬だけでは関節リウマチによる関節破壊を十分に防ぐことはできません。

関節リウマチでは、

「痛みを取る治療」

「病気そのものの活動性を抑える治療」

を分けて考えることが重要です。

病気そのものを抑える中心的な薬が、抗リウマチ薬です。


関節リウマチは「早期治療」が大切です

関節リウマチによる関節破壊は、病気の早い時期から進行することがあります。

そのため、

「もう少し様子を見よう」

と長期間我慢するより、

手指や手首の腫れ
朝のこわばり
左右対称の関節痛
長く続く関節の腫れ

などがある場合には、早めに検査を受けることをおすすめします。


関節リウマチは、きちんとコントロールすることで生活を守ることができます

関節リウマチは、現時点では完全に根治できる病気ではありません。

しかし、治療薬は大きく進歩しています。

MTXなどの従来型抗リウマチ薬に加え、生物学的製剤やJAK阻害薬など、多くの治療選択肢があります。

大切なのは、

「痛みを我慢すること」ではありません。

病気の活動性を正確に把握し、必要な治療をできるだけ早く始め、関節を守ることです。

適切な治療によって、寛解を目指しながら、仕事、家事、趣味など、これまでの生活をできるだけ維持することができます。

関節の痛み、腫れ、朝のこわばりが続いている方は、一度ご相談ください。