あがり症の人の習慣|しょう内科クリニック|埼玉県蕨市の内科・リウマチ科・アレルギー科

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あがり症の人の習慣|しょう内科クリニック|埼玉県蕨市の内科・リウマチ科・アレルギー科

あがり症の人の習慣

「人からよく見られたい」という習慣

人前に立つと緊張してしまう。

人前で話すと声が震える。
顔が赤くなる。
頭が真っ白になる。
相手の目が気になってしまう。

「あがり症」の悩みを抱えている方は少なくありません。

そして、あがり症を克服しようとするとき、多くの人は、

「練習して、上手になろう」
「堂々と話せる自分になろう」
「良く寝てコンディションを整えよう」

などを考えます。

しかし、実はここに大きな落とし穴があります。

「練習して、上手になろう」
「堂々と話せる自分になろう」
「良く寝てコンディションを整えよう」

などを目指して努力することは、「人前でうまくやることが最も大切なことである。」という強いイメージの裏返しでもあります。

つまり、そう考えてしまうこと自体が、あがり症にはまっているサイクルの一部になっています。

行動の習慣と同じように、考え方も習慣になる

「習慣」と聞くと、歯磨きや運動、食事などの「行動」を思い浮かべる人が多いと思います。

しかし、実は習慣になるのは行動だけではありません。

「人前でうまくやることが最も大切なことである。」考え方も習慣になります。

そして、この「考え方の習慣」が、私たちの感情や行動に大きな影響を与えています。

あがり症を考えるうえでも、これは非常に重要なポイントです。


行動には「いつものパターン」がある

例えば、

朝起きる
↓
顔を洗う
↓
歯を磨く
↓
コーヒーを飲む

という生活パターンが毎日繰り返されているとします。

何年も続けていると、いちいち

「次は歯ブラシを取ろう」

「歯磨きをしよう」

などと考えなくても、自然に行動できます。

つまり、

繰り返された行動は、自動化されていきます。さらに、自動化された習慣を変えるのは労力が入ります。

昨日まで毎日やっていたことは明日からもやる可能性が高く、これからやろうと思っていることは実行される可能性は低い。
これが「習慣」です。


ところが、習慣になるのは行動だけではない

例えば、人前で話す場面。

人前に出る
↓
「どう見られているかな?」という考えが湧いてくる。動悸がしてくる。
↓
自分の表情や声をチェックする
↓
「変に思われていないかな?」
↓
緊張する
↓
さらに自分をチェックする

このような流れも、何度も繰り返していると自動化されていきます。

人前に出た瞬間に、

「どう見られているんだろう?」

という考えと同時に、失敗の恐怖心が反射的に出てくる。

恐怖心が湧いてきたら、ほとんど他のことは考えられなくなります。

これがあがり症における習慣の力です。


「考えの習慣」は本人には習慣だと気づきにくい

行動の習慣なら、

「毎朝ジョギングしている」

「寝る前にスマートフォンを見る」

と、自分でも気づきやすいものです。

しかし、考え方の習慣は違います。

あまりにも自動的なので、

「自分はそういう人間なんだ」

と思ってしまいます。

例えば、

「人前では緊張する性格だ」

「人からどう思われるか気になってしまう」

「失敗すると恥ずかしい」

「ちゃんと話さなければいけない」

と思っているかもしれません。

実は人間は進化の過程で、失敗によって失うものに強い重み付けがされるように、プログラムされています。

特に仲間集団、人間集団での失敗には強い痛みを感じるようにできています。

なので失敗の痛みについてくるイメージ、感情は習慣化しやすいです。

結果として、「人から良く見られたい=失敗したらどうしよう」という考え方のパターンを長い間繰り返すことになる

しかし、それは必ずしも「自分では選べない気持ちが湧いてきたので、どうしようもない」わけではありません。

長い間、無意識に繰り返されてきた思考パターンが固まっている部分が必ずあります。

考えてみてください。新しく始めた趣味がもし楽しければ、そのまま続けて無意識に習慣になる経験があると思います。
同じように考え方やイメージを選ぶことによって、その選んだ考え方やイメージも少しずつ習慣化していくということです。

方法論については、別の機会に考えていきます。最後までお読みいただきありがとうございました。