舌下免疫療法|しょう内科クリニック|埼玉県蕨市の内科・リウマチ科・アレルギー科

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舌下免疫療法|しょう内科クリニック|埼玉県蕨市の内科・リウマチ科・アレルギー科

舌下免疫療法

こんにちは。しょう内科クリニックの荘(しょう)です。

スギ花粉症シーズン真っ只中ですね。

今年は昨年よりスギ花粉の飛散量が多く、症状が辛いです。

今回は、花粉症や鼻炎の症状を根本から改善!
舌下免疫療法をご紹介していきます。


体を少しずつ慣らす。それが舌下免疫療法

舌下免疫療法は、免疫をアレルゲン(スギ、ダニ)に慣らす治療法です。

文字通り、舌の下からアレルゲンの入った薬を吸収させます。

分間舌の下に置いておき(唾液も飲みません)

5分間飲食しないでおけば終了です!

毎日コツコツ、少量ずつ摂取することで効果を発揮してきます。
少量ずつ摂取すると、スギやダニなどのアレルゲンに免疫が反応しづらくなるんですね。


舌下薬はスギ用とダニ用の2種類ある。

現在、スギ用としてシダキュア
ダニ用としてミティキュア

の2種類の舌下免疫薬があります。

使用するための条件はスギ花粉やダニによるアレルギー
であることが分かればOKです。採血でわかります。

年齢は5歳以上から治療できます。

 

注意点としてはシダキュアは
スギ花粉の飛散時期には開始できません!
6月から12月の間に開始します。事前検査や準備はいつでもOKです。

ちなみに、ダニの治療のミティキュアはいつでも開始できます。


継続は力なり!

1シーズン目から効果がある治療です。

特に毎日しっかり続けている方は
1シーズン目から効果を感じている方が多い印象です。

3年〜5年の治療継続することで、さらに有効性が高まります。

有効率80%程度と、効果の高い舌下免疫療法ですが
高い効果を得るためには毎日続けられるかどうかが
とても大切になってきます。

継続のためには、開始前に前向きな気持ちで
毎日の飲むタイミングをしっかり設定して開始することが重要です。

「朝起きたら!」「朝食後、歯を磨く前のタイミングで!」「寝る前に!」
など、具体的に決めるのが忘れないポイントです。

1日のうちに飲めば良いかな、というぐらいだと大抵忘れます。
歯磨きレベルまでルーチン化するのが理想ですね。


開始後の注意点とは?

舌下免疫の開始後にクリアすべきハードルがあります。

つ目は、副作用です。

重篤なアレルギーが出ることは、まずありません。
軽い副反応として、口の中の痒みや腫れ、耳や喉の痒み

頻度は少ないですが、嘔気や下痢などが起きる可能性もあります。

でも内服を続けるうちに少しずつ副作用は減ります。
安心してください。

副作用の症状が強い間は、舌下前に抗アレルギー薬を飲むことで乗り切れます。

 

2つ目は飲むタイミングです。

一般的にアレルギー反応は運動や飲酒、入浴などの
血流や代謝がよくなるときに起きやすくなります。

ですので、内服前と特に内服後は2時間、激しい運動や飲酒、入浴ができません。
寝る前、朝起きた後が比較的飲みやすいタイミングです。

舌下免疫を開始したばかりの時期は
副作用に対応しやすい朝の内服をお勧めします。
寝る前だと医療機関への相談アクセスが悪くなります。

 


下免疫治療のまとめ

毎年春になると、鼻水や目の痒みで思い出すけど
シーズンが過ぎると、辛さを忘れるスギ花粉症の方。

いつも辛い鼻炎が続いているダニアレルギーの方。

そんな方に舌下免疫療法がおすすめです。

 

始めるか迷っている方も
しっかりとサポートします。
お気軽にご相談ください

つらいアレルギーの目の痒みや鼻水も、舌下免疫療法で根本から改善を目指せます。

今回の記事が少しでも役立てば、嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!