オミクロン対応ワクチンをどう考える?|しょう内科クリニック|埼玉県蕨市の内科・リウマチ科・アレルギー科

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オミクロン対応ワクチンをどう考える?|しょう内科クリニック|埼玉県蕨市の内科・リウマチ科・アレルギー科

オミクロン対応ワクチンをどう考える?

こんにちは。
しょう内科クリニックの荘です。

皆さんはオミクロン対応のワクチンを接種する予定でしょうか?
今回は、オミクロン対応ワクチン接種についてのメリットと限界について
考えていきたいと思います。


7月〜8月の第7波はオミクロンの流行で
最も患者さんの数が多い波になりました。

これまでのワクチン接種のお陰もあり
個人レベルでの重症化のリスクはとても減りました。
実際、クリニック単位で患者さんを診察している限りでは
入院が必要になるレベルの患者さんはごく少数でした。

ましてや、死亡する患者さんがいる実感はありませんでした。
しかし、患者数✖️死亡率=死亡者数
ですから、いくら死亡率が低くても
患者数が爆発的に増えれば、死亡者数の増加は避けられません。


クチンの効果は後遺症の予防、重症化/死亡の予防にあります。
感染を防ぐ効果は、コロナワクチンに関しては十分とは言えないものの
後遺症や重症化の予防に関しては、メリットがデメリットを圧倒的に上回ります。


ミクロンワクチンの効果

①起源株/オミクロンBA1対応、②起源株/オミクロンBA4-5対応の2つのワクチンがあります。
現在は①を使用していますが、順次②に切り替わる予定です。

起源株のみに対応している今までのワクチンの2倍弱程度、抗体がつくとされています。

①はヒトと臨床試験実施済みで
副作用は従来ワクチンをあまり変わりなく

②はヒトでの臨床試験は行われていませんが
①ワクチンの情報から安全性の懸念は差がないと考えられます。

また有効性も大差ないと言われています。
ワクチンにこだわらず、早めの接種がオススメです。

対象は12歳以上で、3回目以降の追加接種として1回のみの接種です。


たな変異株への有効性は?

オミクロンの流行から、まだ時間が経っていませんが
欧州やシンガポールでは、新たな変異株が出てきています。

これらの変異株へのオミクロンワクチンの有効性は
まだ分かりませんが、効果は落ちるものの
重症化予防には効果があることが予想されます。


後もウィルスは変異を繰り返し
流行の波が来ると考えられます。

一発でウィルスを抑え込む魔法の手段はなく、
ワクチンやマスク、手指消毒といった基本的な予防策の
組み合わせが引き続き重要です。

時間と共に変わるウィルスの特性に合わせて、自分の免疫も
ワクチンでアップデートしておくことをお勧めします。