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子宮頸がんを予防する!ワクチン3種類を解説|埼玉県蕨市のリウマチ科・アレルギー科 | しょう内科クリニック|ブログ

子宮頸がんを予防する!ワクチン3種類を解説

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こんにちは。しょう内科クリニック、院長の荘です。
今日は、積極的勧奨が再開された
子宮頸がんワクチンについて解説します。
蕨市でも接種する方が増えてきました。

子宮頸がんは、主にヒトパピローマウィルスに感染することで発症する癌です。
このウィルスはありふれたウィルスであり、性交経験のある女性の50~80%が
感染しているといわれています。

子宮頸がんワクチンによって、このパピローマウィルスの感染を予防することができます。

2022年6月2日現在、3種類のワクチンが認可されています。

・サーバリックス
・ガーダシル
・シルガード9

の3つです。主な違いは効果のあるウィルスのタイプの差です。
これから説明していきますので、接種の参考にしてくださいね。


作用はどうなの?

結論からいうと、安全性が高いワクチンです。
発熱する頻度や、腕の痛みが出る頻度も多くありません。

以前、積極的勧奨がされていた時期にさまざまな副作用が報告されました。
しかし、いずれも因果関係が証明されておりません。
100%ということは世の中にありませんが、安心して接種してよいワクチンです。


ルガード9が最も効果的

任意接種(自費)ですが、シルガード9が最も効果的です。
子宮頸がんの原因となり得る約90%のヒトパピローマウィルス
をカバーしており世界的には主流のワクチンです。
早く、定期接種に組み込まれることが望まれます。

2022年6月3日現在、定期接種はサーバリックスかガーダシルから選択します。
共に子宮頸がんの原因ウィルスの65%程度(16型と18型)をカバーしています。

違いは、ガーダシルがヒトパピローマウィルスの6型、11型の2種類をカバーしている点です。
これらは尖圭コンジローマなどの良性腫瘍の原因になるものです。

当院では、接種カバーの広いガーダシルをおすすめしています。


クチン接種は早めが有効

ヒトパピローマウィルスは主に、性行為によって感染します。
感染前に予防することが大切です。

つまり、若いうちにできればその方が効果があります。
定期接種のお知らせが来た方は、この機会をご利用ください。

では30歳になったらワクチンは無意味でしょうか?
そんなことはありません。
効果は年齢とともに落ちてくるものの
40代半ばまで、効果があることが示されています。

リスクを減らしたい方は30代でも接種が可能です。


性の接種はどうなのか?

子宮頸がんワクチンは主に女性用というイメージが
あるかも知れません。

しかし、パピローマウィルスは男性にも感染し
尖圭コンジローマや肛門がん、中咽頭癌のリスクになります。

また男性がワクチンを接種することで
女性にパピローマウィルスをうつすリスクを下げることができます。

ガーダシルは9歳以上の男性の肛門癌、尖圭コンジローマの予防
で使用することができますが、任意接種(自費)です。

男性も、できればシルガード9の接種が望ましいですが
日本では男性への適応がありません。
接種は可能ですが、万が一副作用が出た場合に
医薬品副作用被害救済制度の対象とならない点に注意が必要です。

オーストラリアやアメリカなど、世界的には男性の接種も当たり前になってきています。


とめ

・子宮頸がんの原因はヒトパピローマウィルス

・子宮頸がんワクチンはパピローマの感染を予防して、頸がんリスクを減らすことができる。

・ワクチンは3種類で、サーバリックス、ガーダシル、シルガード9から選択する。

・シルガード9が最も有効だが、自費になる

・定期接種ではガーダシルの接種がおすすめ

以上になります。

この記事が皆様の安心なワクチン接種と
未来の健康な生活に役立てば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!