人前が苦手!そんなあがり症を克服するための、効果的な方法|しょう内科クリニック|埼玉県蕨市の内科・リウマチ科・アレルギー科

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人前が苦手!そんなあがり症を克服するための、効果的な方法|しょう内科クリニック|埼玉県蕨市の内科・リウマチ科・アレルギー科

人前が苦手!そんなあがり症を克服するための、効果的な方法

こんにちは!あがり症克服サポート医師、しょう内科クリニックの荘です。

みなさんは、人前での発表、結婚式のスピーチなどは得意ですか?

こんな状況でもうまくこなせる人がいる一方で、ものすごく緊張してしまう人もいます。

ヒトの視線が気になる。

失敗するかもしれない。

声が裏返ったらどうしよう。

手が震えているのを見られたらどうしよう。

そんな風に思い始めると、頭がそのことでいっぱいになってしまいます。

頭はまっしろ、心臓はドキドキ、手足がジトーっと汗ばんできます。

手も震える、脚も震える。

落ち着けば落ち着こうと思うほどアセりが止まらない。

深呼吸しても落ち着かない。

できれば、この状況から逃げ出したい・・・

今回はそんなあがり症を克服するための、効果的な方法について解説していきます!

(これまでの診療経験を加味し、2023年4月4日に若干の加筆と修正を加えました)


がり症の原因とは?

早速いきます。3つあります!

①元々の性格によるもの

生まれつき、人にどう思われているか敏感な人です。

その反面、真面目さや優しさも併せ持っています。

全ての性格は長所と短所が表裏一体です。

今の社会では、発表などの場面では弱点と思われがちですが

逆に言えば、危険察知のセンサーが優秀とも言えます。

自分を責めずに、自分の特徴を理解することが大切です。

②トラウマに近い体験

一度、何かの偶然で人前で失敗する体験です。

おかしな話ですが、こういう体験も脳が学習してしまいます。

次に同様の場面になったときにあたまが先回りして、無意識に不安になります。

不安でスイッチがオンになると、自律神経が自動操縦を始めます。

自分でコントロールすることはできません。

これも恥をかいた状況を避けようとする反応で、自然なことです。

③実は体に問題がある

アルコールを飲みすぎている。

カフェインを摂りすぎている。

甲状腺の病気(バセドウ病)で手が震えていた。

などです。

体と心は繋がっています。

アルコール依存で、心と体が不安定になる。

カフェインのとりすぎは、交感神経を過剰に活発にさせます。

甲状腺の病気も、交感神経が過発になり手が震えるなどの症状が出ます。。

こうした体の体験が、心を不安にさせることもあるのです。

もし、アルコールやカフェインを摂りすぎているのであれば、摂取を控えることから始めましょう。

「いやいや、不安だから飲んでいるんだ。」という方も多いです。

しかし、逆効果です。

摂取している限り改善はありません。

真剣に取り組めば、改善を実感できるでしょう。


服は、緊張しない経験を積むことから!

極論すれば、原因はどうであれ治療方針は単純です。

人前に出てもあがらない経験を積み重ねることです!

そんなの当たり前じゃないかと思われるかもしれません。

その通りです!

みなさん、何が問題かはわかっているはずです。

問題はどうすれば、あがらない経験を積み重ねることができるかです。

食事?運動?とにかく経験を積むこと?

いやいや、トライして失敗したらトラウマになりますよね。

失敗経験を重ねたら、人を臆病にさせる可能性があります。

ここでは、メンタルトレーニングなどの方法は取り扱いません。

メンタルトレーニング(認知行動療法)は重要と思いますが

効果を実感するのに専門家の長期的なカウンセリングが必要で

個人的には、ハードルが高すぎると思います。

今回は、確実に症状を改善する方法を紹介します。


の不安が先?体の不安が先?

不安になるからドキドキするのでしょうか?

それともドキドキするから不安になるのでしょうか?

答えは両方です。

どちらが先に始まったとしても

不安

→ドキドキ、震え

→緊張を実感する、どう見られているか気になる

→さらに不安が増す

→ドキドキ、震え

がぐるぐる回っています。

ですので、頭の不安、体の不安、両方を抑えにいきます。


の不安を抑える薬!

頭の不安を抑えるのが、ベンゾジアゼピン系と呼ばれる抗不安薬です。

ソラナックス(アルプラゾラム)やワイパックス(ロラゼパム)などを使用します。

あたまがこの先の場面を先回りして、今日は大丈夫だろうか?、と不安を感じる。

そんな症状に、有効なお薬です。このお薬を、1時間前くらいに飲むと効果があります。

ベンゾジアゼピン系のお薬は、常用すると依存性があります。

結婚式のスピーチ・プレゼン発表などの限定的な場面だけであれば、飲む頻度が多くありません。

この場合は依存の心配はありません。

しかし・・・日常の仕事で症状が出る。

例えば、お客さんと話す、人前で字を書く、同僚の前で電話で話す、こんな場面だけでも毎日つらたん。

そんな方は、他のお薬(SSRI)を使用して症状をコントロールするのが必要でしょう。
今回の趣旨とは外れますが、SSRIは長期的には有効なお薬です。


の不安を抑える薬!

体の不安を抑えるのが、インデラル(プロプラノロール)、アロチノロールなどの

交感神経を抑える薬です。

むしろこちらが、頭の不安を抑える薬よりも重要といえます。

活発になりすぎた交感神経を鎮めます。

ドキドキや汗、震えなどに効果を発揮します。

あがり症の方は、動悸やどもり、震えなどが出ると

人目が気になってしまい、さらに焦ってしまいます。

この悪循環を断つのには、特にインデラルが非常に有効です。

軽度のあがり症、またはアルコールやカフェインでの震えであれば
このお薬単独でも十分効果的でしょう。


表・スピーチ前のスペシャル飲み薬セット

ソラナックス1錠とインデラル1錠を発表の1〜2時間前に飲む。

これで、あなたは不安なく発表に臨めるはずです。

まずは1回、発表やプレゼンを不安なくこなせる状態を経験してください。

お薬に抵抗がある方もいるかもしれません。

しかし、根本から改善するためにもまずはお薬の力が必要です。

不安を感じない体験を積み重ねてください。

その経験が自信になり、薬を不要にしてくれます。

そのうちお薬がお守りのような存在になるのが理想です。

安心として持ってはおくけど、飲まなくても上手くやれる。

あがり症外来では、そんな状態を目指します。


 

かがでしたでしょうか?

これであなたも苦手な場面をコントロールする準備が整ったと思います。
あがり症はよくある症状です。
あなただけではなく、多くの方が人知れず悩んでおられます。

私もたくさんの方の診療をさせていただき、経験を重ねております。
受診・相談したい方は、お気軽にご来院ください。オンライン診療での受診も可能です。

また、お薬はご自宅や近くの郵便局への配送が可能です。

※インデラルはあがり症に非常に有効ですが、保険適応がありません。
あがり症の診察は自費での診療(診察とお薬代(30回分)で約10,000円前後)になります。

↓からオンライン診療の予約ができます。

https://clinics-app.com/clinic/61cbbd319d0f1206dc4cd1a0/exclusive_reservation

今回の記事が皆様のお悩みの解消に、少しでもお役に立ちますと幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!