新型コロナワクチの3回目接種は、ファイザー?モデルナ?
- 2022年1月9日
- 新型コロナウィルスから身を守る!
こんにちは。しょう内科クリニックの荘です。
今回は新型コロナワクチンの3回目接種についての解説です。
みなさまは2回目接種までは、ファイザーだったでしょうか。
それともモデルナだったでしょうか。
3回目どちらを選択したら良いのか?
効果と副作用の点から説明していきます。
どちらを接種するかよりも、スピード重視で
結論から言いますと、どちらのワクチンを選んでも効果、副作用ともに大差はないと考えています。
今までファイザーを2回接種した方が多いと思います。
3回目のワクチン供給状況は、今のところファイザーとモデルナが1:1くらいになりそうです。
ですので、2回目接種までと同じワクチンにこだわると、接種が遅れる可能性があります。
オミクロンの感染拡大スピードはとても早いので、早く接種できる方を選ぶことを強くお勧めします!
ブースターは、2回目までと違うワクチンが効果的?
アメリカでこんな研究結果があります。
☆2回目までファイザーの場合
・3回目ファイザーで中和抗体20倍上昇
・3回目モデルナ(日本の用量の倍で接種)で中和抗体31.7倍上昇
と、いわゆる交差接種が有効かもしれません。
ただし、日本ではモデルナの3回目は2回目までの半分の量で接種します。
これを考慮すると、実質あまり差はないかもしれません。
☆2回目までモデルナの場合
・3回目モデルナ(日本の用量の倍で接種)で中和抗体10.2倍上昇
・3回目ファイザーで中和抗体11.7倍上昇
と、こちらも交差接種がやや高い傾向です。
副作用はあまり2回目と変わらない
全体的な副作用は2回目と大差ありません。
ただ、脇の下のリンパ節の腫れは2回目よりも3回目が多いようです。
3回目のワクチン接種は、モデルナの方が全身症状の副作用は多い傾向です。
これは元々モデルナの方が多いと言われていましたから、3回目特有のものではないでしょう。
ただ、日本では3回目のモデルナは2回目の半量ですから、少し副反応は軽減されそうです。
2回目までにどのワクチンを使ったかは、3回目の副反応に関係はなさそうです。
どちらか悩むよりも、早めの接種を!
オミクロンは重症化率は低いのですが、感染者数が増えれば重症者数は増えます。
ちなみに、現時点ではファイザーもモデルナもオミクロン対応ワクチンではありません。
2回の接種では、オミクロンの感染予防には不十分です。
免疫の量をグーンと増やすことが大切ですので、3回目接種は必須です。
オミクロンは強い感染力と感染スピードの早さが特徴です。
ファイザーとモデルナ、どちらを選んでも接種の効果や副作用にあまり大差はないのです。
ですので、ファイザーとモデルナにあまりこだわらず、早めに3回目接種をやった方が良いと考えています!
ただし、2回目までにアレルギーがあった方は、交差接種にした方が良いでしょう。
当院では、1月17日からファイザーの接種を、2月1日からモデルナの接種を始める予定です。
インターネット、お電話での予約を1月11日頃から開始します。(決定ではありません)
いかがでしたでしょうか?3回目接種のお悩みが少しでも解消される助けになれば幸いです。
当院では全力で発熱診療とワクチン接種をおこなっていきます。みんなでオミクロンから健康を守っていきましょう!