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ダイエット外来

ダイエット外来|埼玉県蕨市の内科・リウマチ科・アレルギー科|しょう内科クリニック

ダイエット外来

Obesity

※現在は、新規の患者様をお受けしております。
しかしながら薬剤の在庫が少ないため、1ヶ月分の処方が限度となります。

当院のダイエット外来

肥満は高血圧、脂質異常症、糖尿病、脂肪肝など様々な病気の原因になります。痩せるのが大切なのは分かっているけど、痩せられない。具体的な方法が分からない、という方が多いと思います。

当院のダイエット外来ではGLP-1受容体、GLP -1/GIP受容体作動薬を用いて、食欲をコントロールするお手伝いをします。

ただ、ダイエットは食事の制限、運動が基本ですので、お薬を上手に使って減量を軌道にのせましょう。

〇〇ダイエットは有効か?

りんごダイエット、こんにゃくダイエット、16時間ダイエット、などなど。

結論からいうと、摂取するカロリーと消費するカロリーを考えた方が早いです。
体質で太りやすい、痩せやすいはありますが、基本はとったカロリーと消費したカロリーの差です。当院では基本的に①よく寝ること(食欲を抑えるホルモンが出る)②3食を食べること(まとめ食いや筋肉が落ちるのを防ぐ)③体をよく動かすことを推奨します。

取り扱う薬はこちら

当院ではオゼンピック、リベルサス、マンジャロの3種類の薬剤を取り扱います。オゼンピックとリベルサスは成分が同一(セマグルチド)です。GLP-1受容体に作用するお薬です。食欲を抑える作用を持ちます。

成分は同一ですが、オゼンピックは週1回の注射剤、リベルサスは毎日飲む薬といった違いがあります。効果はオゼンピックが高いですが、コストはリベルサスの方が安いです。注射が苦手、内服希望の方はリベルサスがお勧めです。

マンジャロは2023年4月に発売されたお薬です。GLP-1/GIPの2つの受容体に働く作用を持っており、オゼンピックよりも減量効果が高いお薬です。

今後、オゼンピックと同一成分のウゴービが肥満症の保険適応薬として発売される予定ですが、現時点ではダイエット目的の治療は自費診療になります。

当院のダイエット外来の対象となる方

  • 原則、BMI25以上の肥満がある方

当院のダイエット外来の対象とならない方

  • 妊娠中、授乳中の方
  • 膵炎などの膵臓疾患、または甲状腺疾患の方
  • 重度の胃腸障害がある方
  • 癌の既往がある、または強く疑われる方
  • 未成年の方
  • うつ病などの精神疾患の方

オゼンピック
(GLP-1注射)

オゼンピックはGLP-1受容体作動薬という注射剤です。脳に働きかけて食欲を落とし、また胃腸の動きを抑制することで、結果的に摂取カロリーを少なくしてくれる作用があります。本来は糖尿病治療薬ですが、その減量効果が証明されています。

オゼンピックは1週間に1回の注射薬です。2mgが充填されたお薬を、ダイヤルを調整して0.25mg、0.5mg、1mgの量で1週間に1回注射します。いずれも食欲が治まるまで、少しずつ増量していきます。

オゼンピックの減量効果は?

オゼンピックの減量効果

上の図で赤と緑のラインがオゼンピックです。約90kgからのスタートで、40週使用し、0.5mgで4kg、1mgで5.6kgの減量効果が確認されています。

リベルサス
(GLP-1飲み薬)

リベルサスという薬です。有効成分はオゼンピックと同じセマグルチドでオゼンピックの飲み薬版です。3mg、7mg、14mgと3種類の用量があります。有効性はオゼンピックと比較すると少し落ちる印象です。

リベルサスの減量効果は?

リベルサスの減量効果

糖尿病患者さんでの試験になりますが、上の図の紺色のバーがリベルサスの最大用量の14mgで、1年で平均4-6.2%の減量効果が確認されています。またリベルサス14mgがビクトーザ(サクセンダ)1.8mgよりも体重減少効果が高かったことが示されています。ただ、非常に吸収が悪い薬剤のため、飲み方に注意が必要です。以下の点を守って内服すると、薬の有効性が保たれます。

  • 必ず空腹時(起床時の飲食前)に内服する
  • 水120ml以下と少なめの水で内服する(お茶やジュースはダメ)
  • 同時に他の薬剤を内服しない
  • リベルサス内服後30分〜2時間は飲食しない(水も含めてです。)

マンジャロ
(GLP-1/GIP注射)

マンジャロ(成分名、チルセパチド)はGLP-1/GIP受容体作動薬です。インスリン分泌や、食欲抑制に関わるスイッチを入れる作用があるお薬です。オゼンピックやリベルサスはGLP-1単独の作用でしたがGIPの受容体にも作用することで、体重減少の効果が高まっています。

マンジャロの減量効果は?

マンジャロ(GLP-1/GIP注射)

SURPASS-2試験(上図)の結果から、オゼンピックの1mg(-5.7kg)よりもマンジャロの5mg(-7.3kg)、10mg(-9.3kg)、15mg(-11.2kg)の効果が高くなっています。マンジャロ15mgではオゼンピック1mgの約2倍の体重減少効果がありそうです。

※リスクなどについて

当院のダイエット外来は、本法で糖尿病治療薬として承認されているGLP-1受容体作動薬であるオゼンピック、リベルサス、GLP-1/GIP受容体作動薬であるマンジャロを保険適応外使用する自由診療です。

  • リスク・副作用

    吐き気、めまい、便秘、低血糖、膵炎、甲状腺疾患、胆嚢炎、腸閉塞を起こす可能性があります。

  • 未承認医薬品等について

    この治療で使用する、マンジャロ、オゼンピック、リベルサスは、糖尿病治療における承認医薬品を保険適応外使用した自由診療です。

  • 他の国内の承認医薬品等の有無について

    本邦では「ウゴービ」というGLP-1製剤が「肥満治療」の効能・効果で厚生労働省に認可されています。

  • 入手経路

    国内の正規医薬品取扱業者から納入しています。

  • 諸外国における安全性等に係る情報

    オゼンピックと同一成分のGLP-1受容体注射製剤(Wegovy)が米国FDAで肥満治療薬として承認されています。吐き気・嘔吐、めまい、頭痛、便秘、低血糖、腹痛を起こす可能性が報告されています。

ダイエット外来の料金

診察料:6,600円
採血(初回の治療開始前):5,500円

*原則、月一回の受診が必要になります。
*2回目以降はオンライン診療のご案内も可能です。(別途800円のオンライン診察料、薬剤の配送料がかかります。)

薬剤費(針と消毒綿込み、税込)

月あたりの薬剤費
マンジャロ2.5mg 1ヶ月分4本 
14,000円
マンジャロ5mg 1ヶ月分4本 
28,000円
オゼンピック2mg 16,000円/本 
(週0.5mg使用で1ヶ月分)
リベルサス3mg 1ヶ月分30錠 
7,200円
リベルサス7mg 1ヶ月分30錠 
13,000円
リベルサス14mg 1ヶ月分30錠 
18,500円