ゼオスキンヘルスとは？

ゼオスキンヘルスは米国の美容皮膚科医
であるゼイン・オバジが開発した美容化粧品です。

ゼイン・オバジのスキン・ヘルスのコンセプトは
オイルコントロール。つまり過剰な皮脂を抑えて
健康な皮膚状態を目指すというものです。

そのため、ゼオスキンの美容化粧品は、皮脂を抑える・毛穴の
詰まりを抑える、といったラインアップが多くなっています。

ゼオスキンといえば、セラピューティック プログラム

ゼオスキンで最も有名な治療方法といえば
セラピューティック プログラムでしょう。

セラピューティック・プログラムの基本コンセプトは
主に3つになります。

1. お肌の準備

   ゼオスキンではお肌の準備をGSR（Getting Skin Ready)と
   呼んでいます。クレンザーで過剰な皮脂を落とした後
   トナー（化粧水）で美容液の浸透を助ける準備をします。

2. ハイドロキノンでシミを抑える

   ハイドロキノンはメラニンを抑える美容成分です。
   シミ、そばかす、肝斑といった色素に総合的に効果を示します。

3. トレチノインで肌の生まれ変わりを促進する

   トレチノインは皮脂を抑制し、肌の生まれ変わりを促す作用があります。
   その作用はとても強力で、特有のダウンタイム（赤みや皮むけ、乾燥）もあります。
   その分、しっかり使った時の美容効果も大きいです。

セラピューティック プログラムの適している人

ほぼ、あらゆる肌の悩みに適応できる治療方法です。
具体的には、シミ、そばかす、肝斑、ニキビ、脂性肌
くすみ、炎症後の色素沈着、なんとなくの色むら・・・などです。

適応でないのは、アザは深いシミなので効果がありません。
酒さの方も、赤みの悪化のリスクがあります。

全体としてセラピューティック プログラムをしっかり行なった時の
治療効果はとても高く、満足度もとても高い治療方法です。

ただ、毛染め剤にアレルギーがある方は、ハイドロキノンに
アレルギーが出るリスクが高いため使用できません。

セラピューティック プログラムの具体的な使用方法

セラピューティック プログラムは約3ヶ月の治療を行います。
6ヶ月など長期の治療は、逆に皮膚が黒くなる副作用が出る可能性が
高くなるため、２クール行うのは1年空けてからです。

・Step1

 適切な洗顔料を選んで、過剰な皮脂を落とします。

乾燥肌：ハイドレーティングクレンザー
どのタイプにも：ジェントルクレンザー
脂性肌：エクスフォリエーティングポリッシュ

使用量：500円玉大
使用頻度：朝・晩

 

・Step2

ピーリング効果のある、グリコール酸入りの
トナー（化粧水）でお肌の準備を完成させます。

使用量：500円玉大
使用頻度：朝・晩

 

 

・Step3

ハイドロキノン（ミラミン）を皮膚に浸透させます。。
これにより、シミの元を強力に抑えます。

使用量：１プッシュ
使用頻度：朝・晩

 

 

・Step4

0.1%トレチノインと混合専用のハイドロキノン（ミラミックス）を
混合して、お顔に塗布します。

使用量：ミラミックスを１プッシュに対して0.1%トレチノインを
ミラミックスの１プッシュ量の半分〜２倍量
使用頻度：晩

 

・Step5

トレチノインの作用により、肌の乾燥、皮むけ、ヒリヒリ
などが出ますが、それは良い反応です。
使っているうちに、少しずつお肌が慣れてきます。
なるべく保湿は最低限として頑張りましょう。

期間としては、3ヶ月継続します。
なるべくトレチノインはしっかり効かせたいので
0.1%を少なめの量（ミラミックス1プッシュの半分程度）
から始めて、反応が少なくなってきたら増やしていきましょう。

セラピューティック プログラムの料金

美容液の消費量にもよりますが
3ヶ月で約60,000円程度です。

 

 

①初回

画像診断機（レビュー）を撮像し、お肌の状態を確認します。
具体的なご使用方法を、一緒に確認していきます。

②2週間後

赤みや皮向けもあるため、確認に適した時期です。
この時点で、効果を実感されている方も多いです。
反応によっては、トレチノインの増量も提案します。

③6週間後

トレチノインに慣れてくる時期です。
画像診断機で初回からの改善を確認します。

④12週間後

セラピューティック プログラム終了です。
画像診断機で最終的な結果を確認します。
今後も綺麗な肌を維持するための方法をお伝えします。

セラピューティック プログラム終了後のメンテナンス

セラピューティック・プログラムで
キレイになった肌をしっかり維持していきましょう。

レチノール（トレチノインをマイルドにしたもの）入りの美容液で
肌のキメを整え、しみ戻りを抑えます。

洗顔と化粧水は毛穴の詰まりの予防に

セラピューティックでも使った
クレンザーとトナーはとても優秀なアイテムで
皮脂の抑制と毛穴の詰まりの予防に有効です。

その後に使用する美容液の浸透も助けてくれます。

エクスフォリエーティング ポリッシュで
さらなる角質ケアを

お化粧や皮脂、役目を終えた角質・・・
日々の洗顔でしっかりと落としていきたいものです。

エクスフォリエーティング ポリッシュを週２〜3回
使うことで、微粒子が物理的なピーリング効果で
余分な角質を落としてくれます。
※肝斑の方は悪化のリスクがあるため、使用できません。

日々のケアは守りと攻めを使い分ける

・守りのケア

デイリーPDやRCクリーム、RNクリームといった
パルミチン酸レチノールを主成分にした、美容液を使用します。

 

 

 

 

 

適度な保湿成分と酸化から
肌を守るパルミチン酸レチノールが
肌の老化を防いでくれます。

光老化や周囲の外的な酸化刺激
は絶え間なく肌をエイジングしてきます。

デイリーPDやRCクリームは、そんなエイジング
から肌をケアするのに最適な美容液です。

・攻めのケア

攻めのケアとはレチノール入りの美容液を
使用するケアのことです。
レチノールはトレチノインよりはマイルドですが
肌の生まれ変わりと再生を促進することで
透明感のある整った肌をもたらします。
お悩みにより、３シリーズを使い分けます。
 

・シミのケアに
→スキンブライセラム(レチノール0.25,0.5,1.0%)

・小ジワのケアに
→Wテクスチャーリペア（レチノール0.5%)

・たるみのケアに
→ARナイトリペア（レチノール1.0%)

攻めのケアとはいえ、セラピューティック・プログラム
よりも、じっくりと取り組むケアです。
週2-3回、1回１プッシュから始めて
お肌が慣れてきたら少しずつ増量します。

増量するタイミングや量は
お肌の状態と相談して決めていきます。