関節リウマチは膠原病の1つ
じつは関節リウマチは膠原病の1つです。免疫の異常により自分の免疫が自分の体を攻撃してしまう病気を膠原病とよんでいます。膠原病には関節リウマチ以外にもさまざまな病気があります。リウマチは、自分の免疫が特に関節に(正確には、滑膜という関節を包んでいる膜の炎症)攻撃を加えてしまい、炎症を起こす病気です。ややこしいですね。なぜそんなことがおきてしまうのでしょうか?
遺伝的な基盤に加え、喫煙や歯周病などがきっかけとなり体の中に異常な免疫物質がつくられることが主な原因と考えられています。
この異常な免疫物質はリウマチ因子や抗CCP抗体として検査可能です。
いったん異常な免疫物質が出来ると自然に治ることは期待出来ません。
関節リウマチは痛いのも大変問題ですが、炎症が続くと時間とともに関節が変形し、ゆるゆるになったり、逆に関節が固まってしまうこともあります。
こうなってくると元には戻らなくなってしまいますので、適確な診断と早期治療が大切です。