MENU

リウマチ科

リウマチ科|埼玉県蕨市の内科・リウマチ科・アレルギー科|しょう内科クリニック

リウマチ科

Rheumatology

リウマチについて

リウマチとは

リウマチについて

一般にいうリウマチとは、正式には関節リウマチという病気です。
よく温泉の効果・効能にリウマチとありますが、残念ながら温泉で関節リウマチが良くなることはありません。
関節リウマチの症状について触れておきます。典型的には関節が腫れて痛みます。
また特に朝起きたときに、体や手がこわばるなどの症状が長く続くことがあります。怪我であれば動かすと痛いのですが、関節リウマチの患者様は動かないときにこわばって痛くて辛かったりします。これが関節に炎症が起きている証拠でもあります。

関節リウマチは膠原病の1つ

免疫の異常により自分の免疫が自分を攻撃してしまう病気を膠原病といいます。じつは関節リウマチは膠原病の1つで、特に関節炎(正確には、滑膜という関節を包んでいる膜の炎症)を起こす病気です。なぜそんなことがおきてしまうのでしょうか?
遺伝的な基盤に加え、喫煙や歯周病などがきっかけとなり体の中に異常な免疫物質がつくられることが主な原因と考えられています。この異常な免疫物質はリウマチ因子や抗CCP抗体として検査可能です。いったん異常な免疫物質が出来ると自然に治ることは期待出来ません。関節リウマチは痛いのも大変問題ですが、炎症が続くと時間とともに関節が変形したり固まってきます。こうなってくると元には戻らなくなってしまいますので、適確な診断と早期治療が大切です。

治療について

理想をいえば体質的に改善して根本治療が出来ればよいのですが、そういう治療はまだありません。しかし近年、関節リウマチの治療薬(内服薬や注射薬)は劇的に進歩しており、炎症と変形をかなり抑えられるようになってきました。禁煙や歯周病の治療は関節リウマチが良くなるとまでは言えませんが予防には重要です。

関節リウマチと症状が似ている病気

関節リウマチと症状が似ているのですが、年齢を重ねてくると、関節の軟骨はすり減り、関節周辺はゴツゴツと硬くなっていきます。これは変形性関節症という状態です。特に体重がかかる股関節や膝や背骨、よく使う手指に影響が出やすくなってきます。関節のクッションの役割をしている軟骨がすり減ってくるわけですから、関節が曲がりづらくなってきたり体重をかけたりすると痛みます。また背骨の中の神経が通る場所(脊柱管)が狭くなって神経を圧迫することもあります。肩の痛みや手のしびれ、腰痛、歩いていると脚が痛んだりしびれたりといった症状が出ることがあります。これらを脊柱管狭窄症と呼んでいます。
こういった病気と関節リウマチでは症状は似ていますが、治療が全く異なってきます。当院では診察、血液検査、関節のレントゲン撮影や超音波検査を用いて適確な診断を行っていきます。

このような症状の方はご相談ください

  • 手、肩、腰、膝、足などが痛い
  • 特に朝起きた時に関節がこわばる
  • 関節が腫れて熱をもっている
  • 関節が変形している
  • 夜寝ている時に体が痛い、寝返りが打てない
  • 微熱が続く

リウマチの検査

血液検査

血液検査は関節リウマチの診断に非常に有用です。
診断のためには病的な免疫を調べる検査として、リウマチ因子(RF)と抗CCP抗体を主に調べます。関節リウマチであればどちらかが陽性になることが80%程度です。これらは原則として診断の時に用います。逆に言うと20%の方は血液検査が診断の参考になりませんので、診察や超音波検査の所見を総合して診断していきます。
普段の関節の炎症の程度を知るためには、CRPや赤沈、MMP-3といった項目で評価していきます。

CRP(C反応性タンパク)
CRPは、体内に炎症や組織の破壊がある時に、肝臓で作られる特殊なタンパク質です。関節リウマチだけでなく、感染症など炎症を伴うさまざまな病気で値が高くなります。炎症が指などの小さい関節に限られている場合などは陰性のこともあります。
リウマトイド因子(RF)
リウマトイド因子は異常な免疫物質なのですが、健康な方にも陽性の方がたくさんいます。関節リウマチの患者様の約80%の方が陽性ですが、残りの20%の方では陰性となるため、たとえリウマトイド因子が陰性でも関節リウマチではないとは言い切れません。また早期の方では陽性率は著しく低下します。
抗CCP抗体
抗CCP抗体は、関節リウマチ以外の疾患で上昇することは少ないため関節リウマチの診断に非常に有用です。発症前から陽性になることもあり、早期の関節リウマチの診断にも役立ちます。ただこちらも関節リウマチの20%の方で陰性となりますので、抗CCP抗体陰性でも関節リウマチで無いとはいえません。

画像検査

上記のように血液検査や診察だけでは診断や炎症の状態の把握には限界があります。関節超音波検査は関節の炎症をその場でリアルタイムに確認することができます。またレントゲン検査では関節の破壊などを確認できます。診断、病気の進行をチェックするうえで大切な検査です。

画像検査の特徴

X線検査(レントゲン検査)
X線検査は、主に関節の骨の状態をみる検査です。関節リウマチで骨に変化が出るのには時間を要します。ですから現在の病気の良し悪しというより、今までのダメージを把握するために使います。関節全体がひと目で分かりやすく、以前のX線との比較でリウマチの進行を確認するのに重要です。1年おきぐらいの間隔で検査を行います。
超音波(エコー)検査
現在の炎症の状態(滑膜の炎症の有無)をみることが出来ます。レントゲンの様にひと目で全体を見ることは出来ませんが、その時点の病気の良し悪しの判定に有効です。被曝など体への影響もなく、簡便に繰り返し検査ができます。

リウマチの治療

リウマチの内科的療法

関節リウマチの診断がついたら、可能なかぎり早期に治療を開始します。目標は関節リウマチの異常な免疫と結果として起こる炎症を抑えていくことです。使用可能であれば第1選択薬はメトトレキサートの飲み薬です。まずはこの薬によって関節リウマチの病的な免疫反応を抑えていきます。十分な治療効果がない場合にはメトトレキサートを増量、もしくは他の薬を併用していきます。
併用薬としては、注射薬である生物学的製剤(アクテムラ、ケブザラ、オレンシア、エンブレル、レミケード、シンポニー、シムジア、ヒュミラ)や内服薬のJAK阻害薬(ゼルヤンツ、オルミエント、スマイラフ、リンヴォック、ジセレカ)の効果が高いです。他のリウマチ治療薬として、タクロリムス、アラバ、アザルフィジン、リマチル、ケアラムなどを使用することもあります。最終的にどういう薬があっているかは患者様によって異なりますので、最適な治療薬の組み合わせもそれぞれ異なってきます。出来るだけ副作用のリスクを少なくして最大限の効果をあげることが目標になります。

リウマチの外科的療法

内科的治療を行っても関節炎がコントロールされず整形外科的な合併症が出た場合や、関節破壊が高度になり日常生活において支障をきたすようになると手術療法が行われます。手の伸筋腱断裂に対する手術、膝や股関節などの人工関節置換術、頚椎脱臼などの関節固定術、手首や足の指の関節形成術があります。手術が必要な場合は、整形外科をご紹介いたします。