たるみ
たるみ
たるみとはエイジングによって皮膚
皮膚の下の組織、または骨が老化することによって
若い時に比べると、重力で顔が下に垂れてくる状態を指します。
たるみの原因は皮膚と思いがちですが
その下を支える骨や靭帯の老化の影響も大きいです。
ですので、たるみの治療を考える時には
三次元的・レイヤー別のアプローチが必要になってきます。
年齢とともに、ハリのある若い肌の特徴である
コラーゲンやエラスチンが減少してきます。
コラーゲンやエラスチンは、年齢や光老化(UVAや近赤外線)
により減少してきます。
肌を若返らせるためには、肌を刺激する治療法が必要になります。
皮膚の脂肪は周りを靭帯(Retinacula Cutis : RC)で支えられています。
脂肪を支える靭帯は年齢によって、弱く、少なくなっていくため
顔のたるみが進行します。
自分の顔の骨は変わっていないと思いがちですが
実は、年齢によって、骨は萎縮・変形していきます。
骨は全てを支える、家の基礎のようなものです。
これが変形してくると、上に立っている家(顔の輪郭)
も変わってきます。
骨の土台を取り戻すためには、骨の近くに
硬いヒアルロン酸を注入することで
土台を支えることが有効です。
たるみの原因は1つではないため、総合的なアプローチが必要になります。
具体的には、レイヤー(深さ)別の治療を考えて行きます。
の3つに分けたアプローチが有効です。
具体的には
→熱や薬剤で肌の線維芽細胞を刺激する。
治療方法:ソフウェーブ、モフィウス8、ポテンツァ、水光注射、ダーマペン
→薬剤や熱で皮下の脂肪組織を取り巻く靭帯を増加させる
治療方法:ヒアルロン酸注入、ディリューティッド・レディエッセ注入、モフィウス8、HIFU
→骨上に硬いヒアルロン酸を注入して、土台を作る
治療方法:ヒアルロン酸注入
たるみの基礎的な治療になるのは皮膚(真皮)のコラーゲン・エラスチンを増やす治療です。
皮膚(真皮)の治療は、どんなタイプのたるみの方でも、例えば、痩せている方でも顔がこける心配がない治療です。
皮膚(真皮)のたるみ治療は、最初の治療として誰にでもお勧めできるアプローチです。
ソフウェーブは独自の超音波による熱を使った全く新しいたるみ治療機器です。HIFUよりも圧倒的な熱の力を、皮膚の浅い層(真皮)に届けます。真皮の治療に限って言えば、最もオススメの治療です。
レディエッセはカルシウム・ハイドロキアパタイトが主成分の製剤です。敢えて希釈して使用することで、顔(頬)全体の真皮と皮下組織のコラーゲンやエラスチンを1年半〜2年に渡って増やしてくれます。特に、頬のボリュームが比較的少なくたるみがある方に適した治療です。
・皮膚と皮下組織を同時に治療:モフィウス8
・薬剤導入と熱の力で皮膚をタイトニング:ポテンツァ
・1秒間に1920回の針刺激:ダーマペン
皮膚の下の脂肪組織も年齢とともに減少してきます。また脂肪組織を支える靭帯も緩んできます。これらを改善することで、皮膚を支える組織のハリを取り戻し、より若々しい輪郭を実現します。
皮膚の下の脂肪が減ってくると、余った皮膚がより顔の中央によってくる結果となります。これがほうれい線や口周りのたるみの原因の大きな要因です。ヒアルロン酸製剤を適切に注入することで、ほうれい線や口周りのたるみを改善することができます。
皮下組織の靭帯を引き締めると、脂肪が持ち上がります。結果として、より若々しい輪郭の形成に貢献します。これにはモフィウス8やZERFといったRFを使った医療機器が効果を発揮します。
骨は年齢とともに萎縮してきます。これを改善するには土台となる骨の近くに硬さのあるヒアルロン酸を注入するのが最も効果的です。具体的にはこめかみやほうれい線といった部位にヒアルロン酸を注入していきます。
顔のボリュームがない方の場合、まずは減ってきたボリュームをヒアルロン酸で補うことで輪郭を整えるのが有効です。また皮膚の表面の張りを取り戻す治療を併用することで、より良い結果が得られます。
顔にボリュームがある方の場合あは脂肪を減らしながらタイトニングができる治療がおすすめです。具体的にはHIFUやモフィウス8、ZERFといった医療機器が有効です。どの医療機器がベストかはご相談いただければ、良いご提案を致します。
口横のたるみは、いわゆる口横のポニョです。原因は皮膚のたるみ、あるいは脂肪組織の位置の変化です。ソフウェーブ、モフィウス8、HIFU(ウルトラセルZi)、ZERFといった医療機器が有効です。また、頬の皮下組織が減少しているのが原因になっていることもあり、ヒアルロン酸注入も有効です。