内科
内科
皆様が日常生活の中で比較的遭遇しやすい症状や病気を診療します。
下記に一部の病気や症状を説明しています。「何科に相談したらいいかわからない」などでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
片頭痛には以下のような代表的な3つの特徴があります。
片頭痛は若い頃に(多くは10代)で発症し、血縁家族にも片頭痛をお持ちの患者さんが多いです。頭痛は非常につらいもので、「暗く静かなところでじっとしていたくなるような頭痛」が典型的です。キラキラしたものが見える前兆があることもあります。
片頭痛の発作期に使う治療は、
①ロキソニンなどの消炎鎮痛剤
②トリプタン製剤(片頭痛専用の痛み止め)が主流でしたが、
③ジタン系(レイボー)もできました。
①ロキソニンは頭痛の前兆を感じた時から有効です。タイミングが遅いと効果が落ちます。
②トリプタン製剤は頭痛の初期がベストです。前兆を感じた段階では飲むのは早すぎ、頭痛が強くなってからでは遅すぎます。
③レイボーはタイミングを選ばず、効果が期待できるお薬です。
月2回以上の片頭痛発作がある場合は、予防の治療を検討です。
今までは、ミグシスやインデラル、抗うつ薬といった予防薬がよく使われていました。
2021年から、更に有効性がある注射製剤(片頭痛の原因物質のCGRPを抑える)が3剤(エムガルディ、アジョビ、アイモビーグ)登場してきており、有効性が示されています。当院でも処方しております。
ヘモグロビンは体に酸素を運搬する役割を担っています。これが不足してくると、息切れ、動悸、疲れやすい、立ちくらみ、めまいなどの症状が出てきます。
特に女性の方は、月経による定期的な出血(鉄分の喪失)により貧血になりやすいです。鉄分が欠乏している貧血は鉄剤を服用すると、ヘモグロビンは急速に改善します。
甲状腺機能低下症が疲労、だるさ、むくみの原因になることがあります。
特に女性の有病率が高い疾患です。逆に甲状腺機能が亢進する(basedow病)と体重が減ったり、動悸がしたり、イライラして落ち着かないといった症状が出ます。採血検査でこれらの甲状腺の機能異常が分かります。
不眠には寝つきが悪いか、途中で起きてしまうかの2タイプがあります。それぞれ、対応する薬剤が違います。眠れないと、翌日の活力が落ちるためパフォーマンスが下がってしまいます。
また、不眠の原因も様々です。当院では漢方薬や依存性の少ない睡眠薬などの処方を行っています。お気軽にご相談ください。
更年期障害とは、一般的には女性が中年期に達するときに、卵巣の機能が低下し始め、ホルモンバランスが乱れることにより生じる一連の症状のことを指します。
女性の更年期障害の症状は個々によりますが、以下のようなものがあります
これらの症状は、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の減少によるもので、個々の体調やストレスのレベル、生活習慣によって異なる程度で現れます。
更年期障害は、ホルモン補充療法、ライフスタイルの改善、適切な運動と栄養摂取、心理的サポートなどにより管理することが可能です。